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日本の学校で使用されている始業・終業時間を告げる、あの「キン・コン・カン・コン」というチャイム、「ウエストミンスター・チャイム」と呼ばれるメロディー・チャイムのお話。
昔、サスペンスドラマの謎解きに「電話の向こうで、ウエストミンスターが鳴っていた、あの家の置き時計・掛け時計は、このメロディーではない」というのがありました。 さて、「ウエストミンスター・チャイム」。ウエストミンスターの鐘ですが、ロンドンのビッグ・ベンが奏でる時報のメロディーに由来します。このメロディーの元曲は、バロック音楽の巨匠ヘンデルの「メサイア」で、それをたった4つの音にしてしまったわけですが・・・本家・ウエストミンスター・チャイムを是非聞こうと、(ビッグ・ベンのすぐ傍にある)ウエストミンスター寺院で待機している日本人の方もいますが、ウエストミンスター寺院の鐘の音ではなく、ビッグ・ベンの時の鐘になります。その名は、ビッグ・ベンのあるウエストミンスター区(日本で言うところの永田町)に発しています。 日本では、戦後まもなく、このメロディー・チャイムが学校のチャイムとして採用されました。戦前、それまでのチャイムは、火災報知器の鳴る音のように「ジリ・リ・リ・リ」とけたたましかったので、何かいい音はないかと検討がされたそうです。 余談ですが、本当は、このメロディー・チャイム、ケンブリッジにあるグレート・セント・メアリー教会の塔時計に使われていたので「ケンブリッジ・クォーター」(15分おき)と呼ばれていました。その後、ビッグ・ベンの塔時計で採用されると、呼び名がこっちに移ってしまったという経緯があります。 ウェストミンスター区に鳴り響く「ウエストミンスター・チャイム」、英国では学校と何の関係もありません(始業・終業のベルなんてありませんよね?! 時計を見ながらの授業だと思うのですが)。 ※写真は、昨年、メンテナンスのため、20年ぶりに止められた時のニュースから ![]() 日本では隅田川で「早慶レガッタ」が行なわれているので、「オックスフォード大学 ケンブリッジ大学 対抗ボートレース」(The Boat Race Oxford & Cambridge)のことを元祖「レガッタ」だと思っている人が多いんじゃないかな? 3月下旬にロンドンの春の訪れを告げる一大イベントとなっているこの名門校によるボートレース(1829年〜、ロンドン、テムズ河のパットニー橋〜モートレイクまで 4.25マイル)、季節は一緒でも名前に「レガッタ」の文字はありませんよね。まあ、これもレガッタ対決ではあるのですが。 ![]() インナーロンドンの入口であるハマースミス・ブリッジの辺りを通ると、通過点であるこのレースのことを思い浮かべてしまうことしばしば。 しかし、「レガッタ」といえば、一般的には「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」(Henley Royal Regatta)。略して「ヘインリー・レガッタ」(1839年〜)と呼ばれる国際ボートレースでしょう(毎年7月開催)。場所もロンドンではなくオックスフォードシャーのヘンリー(Henley-on-Thames)という町。テムズ河ということだけは共通していますが、もっと河の上流で行なわれている大会。「ロイヤル」という文字がついていることからもおわかりの通り、「ロイヤル・アスコット」(競馬)などと並んで語られる歴史と権威ある英国王室の大会で、上流階級の社交の場ですな。「ヘンリーネック・シャツ」の由来となる大会。 Regatta・・・「ボート、ヨットレースのこと、ボートレース発祥の英国が最初にそう呼んだから」としかわかりません〜 本題はここから・・・ ロンドンのド真ん中のテムズ河よりも、テムズ河は上流の方へ上った辺りの方が自然の中にあって、眺めが美しいということ。橋と河、そして緑・・・、そんな辺りに住みたいんですけどね〜(夢です)。 「どこに住もうかな(1)」http://visitapd.exblog.jp/3247103/
英国らしい風景を1枚。「大学都市・オックスフォードを訪れる」と言うと、どうしても街の中心部に身をおくことになるので、気づかないかもしれませんが、それでも、教会の尖塔に上がり、周囲を見渡すと、「おや?! 田園が広がっている(囲まれている)」と想像と違う風景に驚いたりしますよね。
![]() 英国の街(町)は、グリーンベルト(緑地帯)を考慮に入れて規制されているということがよくわかります(ロンドンも周囲を10〜15km幅のグリーンベルトに囲まれた都市)。 さて、「夢見る尖塔の町」と呼ばれるオックスフォードの中心部といえば、オックスフォード大学群。 Oxford University ではなく、University of Oxford の名からもわかるように、39 のカレッジの集合体の名称で、オックスフォード大学という名の学校や建物は存在しません。同様にケンブリッジ大学(University of Cambridge)も31のカレッジの集合体の名称で、ケンブリッジ大学という名の学校や建物は存在しません。 しかし、未だに、「●●の息子さん、オックスフォード大学に留学しているんですって」と言う方に「へえ〜、どのカレッジ?」と聞くと、「うっん?」と首を傾げる日本人が多いこと多いこと。どのカレッジか次第で、また話しも膨らむんだけどな〜とよく思います。 英国のどの本屋さんでも、Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)が製造・販売している本や辞書を手にする機会、また語学学校の教材の出版元がOxford University Pressということが多いですが、Cambridge University Press というのは見た事がないので、ケンブリッジは出版ビジネスをしていないのかしら? ※「オックスブリッジ」・・・オックスフォードとケンブリッジの両大学を、エリートコースの象徴として、このようによばれている。 ![]() 今日の昼間、表に出たら(私のオフィスは地下2階)、気持ちがよかった〜。目に飛び込んできた物は、建物を囲む植え込みの手入れをしている園芸士の傍に置かれた「●●ピート」と書かれた大きな袋。 「ピート」の文字以外はどうでもいいって感じで、ひたすら開放感に浸ってしまいました。なぜかって? そりゃ〜もう〜、北イングランドの荒野へ思いを馳せたからです。 ピート(Peat)は、植物が枯れて堆積した草炭、泥炭。スコッチ・ウィスキーなどが代表的ですが、ピートを燃料として燃やし、大麦麦芽を乾燥させるために使われたりします。「スモーキー・フレーバー」と呼ばれるウイスキー独特の香りの素です。園芸では、保水性が良いという理由で、このピートがよく用いられるようです。 普通の「土」と違って、サラサラでフカフカなので、お天気の日ならば、ピートの高原は歩いていても靴が汚れず心地がいいのですよ〜。 ![]() 【ピーク・ディストリクト・ナショナルパーク】 英国の国立公園は広いので、一つの国立公園内でも、場所場所で様々な趣きがあり、ピートの荒野もあれば、緑の丘と小川だったり、また、こんな雰囲気も所もあったり・・・ ![]() 区画整理のための壁、「ドライ ストーン ウォール」(Dry Stone Wall)は、英国のカントリーサイドの名物。広々とした牧草地にこんな低い仕切りの壁が作られている光景は、コッツウォルズ地方やヨークシャー地方の名物ですが、その他にも、家と歩道の間の塀として見ることがあります。 ![]() ![]() この「ドライ ストーン ウォール」、セメントを一切使っていないので「ドライ」と呼ぶわけで、石を積み上げただけの壁。これ、一つの技術で、寄り掛かっても崩れないように上手く組み合わせてあります。以前、家を囲む高い塀として、もっと小さい石を積み重ねたものも見た事があり、こわごわ押してみましたが、崩れないんですね〜。 ■■「ウェット」と「ドライ」というと、サッチャー首相を連想してしまいますな〜。柔軟性のある議員を「ウェット」、頭こちこちの議員を「ドライ」と、区別する表現をもちいた人ですから・・・
英国を語る時、私にとって「雲」が不可欠。
![]() 日本では「天高く馬肥ゆる秋」という言葉がありますよね。中学生の時、試験に、この枕詞(まくらことば)が出題されたことがあり、私、できなかったことを未だに根に持っているので・・・。できなかったことは真実ですが、根に持っているのは嘘で、本当は、へえ〜そんな言葉があるんだ〜?! 秋は空が高くて、馬が肥える季節なんだ〜?! と妙に印象に残っているんです。 従って、写真のように雲が低くて、空が近い感覚の英国の空と雲の下にいると、あ〜、私は、今、ここにいると実感できる大切な瞬間なんです。奥の方の雲の絨毯を見てみてください。ほんとに雲が低いでしょ?! 早く、この空の下に戻りたい。 さて、街の超ど真ん中にこんな広い公園が幾つもあることが魅力のロンドンですが、以前、不思議に思ったことがあります。 ハイドパークの広さを表現するのに、殆どの日本人が、「日比谷公園の 10 倍」「地続きに繋がったケンジントンガーデンも含めると 16 倍」と言うんですよね。日本人には、日比谷公園を比較対象に使うのがわかりやすいのでしょうか? 私は、いつも、なんで日比谷公園なの? と不思議に思っているわけなんですけど。何となく、時代遅れって気がして・・・。
リヴァプール名物かと思っていたら、ロンドンでも水陸両用の車が走っていることを最近知りました。
[Liverpool] 写真奥の坂から入水 ![]() ![]() これ、ロンドンの場合は、LONDON DUCK TOURS という観光目的のもので、約 75 分でロンドンの名所を陸とテムズ河から眺めることができるものだそうです (通年営業)。へえ〜、いつのまにか、こんなのができたのですね〜?! DUCK 号という名前で、リヴァプールでもロンドンでも、鮮やかな黄色にペイントされていますが、元々は、ノルマンディ上陸作戦 (第二次世界大戦) の時、実際に使用された水陸両用の上陸艇とのこと。 これで思い出したのが、昨年 2004.6.14、ヴァージン・グループを率いるリチャード・ブランソン (Richard Branson) が水陸両用車 "The Aquada" で英仏海峡 (English channel) を横断した話題を翌日のテレビニュースでやってました。この人のイメージって、実業家というより「冒険家」なので、陸・空の次は海か?! という感じでした。 ![]() ![]() ちょうど、この時も私、ロンドンにいたのですが、街は 2004.6.13 に行なわれた "Euro 2004" で盛り上がっており、勝敗 (イングランド vs. フランス) は、フランスの勝ちだったんです。で、ブランソンさん、「昨日、負けたからね、だから何かフランスから取り返してこないと」と。そして、英仏海峡を横断した当日 (2004.6.14) は、ヴァージン・アトランティック就航から 20 周年記念の日だったので、「フランスに名刺代わりに行こうと思って」とコメントしていました。ニュースのコメンテーターは、James-Bond style! なんて表現していましたが、そこまでかっこよくないだろ?! ■ ブランソンさんが乗っているこの車、一般にも販売されており、値段は15 万ポンド (3千万円)。水に入る3秒前に車輪が倒れてボートになるそうです。陸上での最高時速120マイル (192km)、水上での最高時速30マイル (48km)。 ![]() 冬はお薦めしませんが、夏場ならば、ランチ持参で、木陰にシートでも敷いて、まる1日ここでのんびりしたい!と思うのが、リーズ城 (Leeds Castle)。 ここで驚くことは、「ゴルフ」をやっている人と接していること。城の後方がゴルフ場になっているんです。リーズ城観光の入口とゴルフクラブの入口は別ですが、この広大な敷地ですから、仕切りなどなく、視線の先にゴルフをやっている人が・・・(以下2枚の写真、人が小さくて確認できないかもしれませんが、いずれもゴルフ中の人がいます) ![]() ![]() このお城の歴史は、9世紀まで遡りますが、13 世紀後半には、イングランド王家の所有となり、城の持ち主が、歴代の王妃であったことから、別名を「貴婦人の城」と呼ばれています (例えば、エドワード1世の妃エレノア、エドワード3世の妃フィリッパ、ヘンリー5世の妃カトリーヌ、ヘンリー8世の妃たちなど)。 ロンドンから南東、ケント州にある湖城ですが、城は湖の中にあり、鳥類園、迷路やガーデン、ぶどう園、広大なパークに囲まれています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
「ドイツだ!」「英国だ!」「北海道だ!」・・・といろいろ思うところがあるでしょうが、写真は英国です。
![]() 私が初めて、このほし草 (hay) の束を見たのは、ヨークシャー。リーズ (Leeds) からまさにヨーク (York) の街に向うバスの中からでした。まるで、緑と黄色のパッチワーク・パズルをどこまでも広げたような牧草地、そんな緩やかで美しい丘陵地帯を抜けて行く途中でした。 その頃は、四面体の束が主流で、丸いロール型は稀でした。それが、1年半くらい前には、写真のようにロール型が主流になり、四面体の束を見かけることの方が珍しくなりました。その時、聞いた話では、「丸いロール型が "新型" で、四面体は "旧型"」と。 何が「新型」「旧型」かというと、ほし草を束ねるための機械のことです。多くは、既に束ねられた状態で目にすることになるので、実際に、束ねたり、回収している作業を一度じっくり見たいな〜といつも思います (いつも車窓からなので「停めて!」とは言えないので・・・)。回収している作業をちらっと見たことがありますが、先に二本の長い槍が刺さったトラクターのようなものに人が乗っていて、グサッと円の部分を差して持ち上げていましたっけ。 納屋に収納する前の状態が写真のような光景ですが、時に、ほし草を湿気・雨から守るために、スッポリと綺麗に「黒いカバー」が一個一個に付けられている光景というのもあります。北海道は白カバーのようですが、実際には、黒いカバーの方が綺麗です。それに北海道バージョンは形が崩れているのも気になります。 このほし草ロール、英国の場合、ヨークシャーに限らず、北から南までイングランドの各地で目にする光景ですが、今は消えてしまった四面体の束に思いを馳せることしばしば・・・
南西イングランドの街・バース (Bath) でポストカードをお買い求めになるなら、私の一押しデザインはこれ:
![]() 本当は、ドーン!と世界遺産の街を一望する写真が欲しいところなのですが、経験上、見た事がありません (断片写真のものはあるのですが)。そこで、次に・・・というものが、この「ザ・サーカス」&「ロイヤル・クレセント」("The Circus" & "Royal Crescent") の上空写真ポストカード。 実は、この写真のポストカードも、1件目で見つけることはできないでしょう。先日、一応、ない事を確認する意味で、通りかかった店5件でチェックしたら、やっぱりありませんでした (写真集の表紙にはよく用いられているのですが)。 もし、これが欲しいという方は、数件見て、やはりないと判断したなら、郵便局の前の二股になった道を右 (Walcot Street ) に行ってみてください (二股の裂け目が教会)。行くと言っても、もうそこなのですが、表からもスーパーマーケットチェーン "Waitrose" が入ったビルを右手に確認できるはず。このビルの1階は、入ると左にスーパー、右にお土産物屋さんや画廊などが並んでいます。右側の店を順にチェックしていくと、きっとありますよ。 ![]() ■■ 雑学 ■■ 「ザ・サーカス」 英では「サーカス」、米では「サークル」という通り周囲を建物に囲まれた「円形の広場」ですが、他は「ピカデリー・サーカス」「オックスフォード・サーカス」という風に名前があるのに対し、ここだけは唯一 "The" を付けただけの固有名詞で特定の名前がないのです。世界で初めて造られた「円形の広場」なので「ザ・サーカス」とだけ。後から発行した国が「国名」を明記し区別すべきという「英国切手」に概念が似ている気がします・・・(世界初の切手なので、今も英国の切手には国名の明記がありません)。 ザ・サーカスの中央に植えられている「木」 上から見ると1本に見えますが、実は4・5本からなっています。紀元前にローマ人が造った街ですが、その後、今のような世界遺産の美しい街に再建した際に植えられた木ですから (1700 年代)、この木は樹齢 約 300 年もの。 < 前のページ次のページ >
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