|Home| visitapd.exblog.jp
|
カテゴリ
♂ Introduction ♂ 言語 (英語他) ♂ 建築 ♂ 植物/お庭 ♂ 文化/年中行事 ♂ ディスプレー ♂ おすすめアイテム ♂ Airplanes/Bus/Car ♂ 暮らす英国 ♂ 散歩の英国 ♂ 観光の英国 ♂ 年号で英国 ♂ 物語で英国 ♂ 食する英国 ♂ 飲料の英国 ♂ 欧州の話 ♂ 豪州の話 ♂ (未分類の) F&B ♂ 食器 ♂ TV ♂ 映画 ♂ マナー ♂ News ♂ スポーツ ♂ 音楽/演劇 ♂ 教育 ♀ Why.........? ♀ Think about ... ♀ Me-and-My-Life 〓 Link 〓 検索
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧
|
「私の灰色の脳細胞が・・・」とお決まりの名台詞を言う人物といえば、作家 アガサ・クリスティ (Agatha Christie, 1890-1976 in UK) が、小説の中に登場させた架空の名探偵、ポアロエルキュール・ポアロ (Hercule Poirot)。 「灰色」だと曇っていて、ご自慢の洞察力が働かないんじゃないの? クリアじゃないと思うんだけど?と思ったことありませんか? それに、脳は肌色/薄いピンク色ですからグレーの部分はあるのか?なんて考えたり・・・ これ、日本語にする時に、翻訳家も、どんな日本語をあてようか悩んだのではないでしょうか。オリジナルは、"gray matter" (グレー・マター)。 "Gray Matter" を辞書で引くと、真っ先に「灰白質」(脳や脊髄に見られる神経組織) とあるはず。口語で使われる場合は「頭脳・知能・知力」などの意味を持ちます。また、日本人にも馴染みのある意味として、gray には「老成した・円熟した」というシニア的な意味があり、とても含みのある言葉です。 この言葉 (gray matter) を一般的にしたのは、やはり、アガサ・クリスティの小説のようで、彼女が初めて小説に登場させました。そりゃそうです、「脳」「脳細胞」という言葉は知っていても、脳を構成する細かな組織名まで、日本語で考えても言える人なんて医者ぐらいなもので、いませんよね。 今や日常生活においては、"gray matter" と聞けば、「灰色」は関係なく「頭脳・知能・知力」を連想させる言葉ですが、作品の翻訳上 (日本語) では、面白いから「灰色」という言葉を残したのでしょう?! 因みに、今まで映画化・ドラマ化されたポアロシリーズの中で、原作の描写と一番マッチするポアロ役の俳優さんは、デイヴィッド・スーシェ (David Suchet, 1946- 健在) だと思うのですが・・・
by riesuzuki67
| 2005-09-15 02:27
| ♂ 言語 (英語他)
|
ファン申請 |
||