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英国がまだ EU に加盟していない頃、加盟すべきか、せざるべきかという論争下に、ある英国人が「EU に加盟するメリットとデメリットを明確に提示して欲しい」と言っていましたっけ・・・(英国は、第二陣の EU 加盟国) 1959 年から約 50 年間走り続けてきた「旧式ダブルデッカー」(Double Decker) が姿を消そうとしている現実に、寂しさをおぼえている人が大変多い。 英国のバスといえば、「旧式ダブルデッカー」(ルートマスターRoutemaster)、ワンマン・バスの「新型ダブルデッカー」、シングルデッカーの「レッドアロー」、二両連結式の「ベンディー・バス」がありますが、ロンドン名物「赤のダブルデッカー」といえば、新型ダブルデッカーをさすのではなく、やはり「旧式ダブルデッカー」にその元祖たる神髄があるように思います。 無数のバスルートを乗りこなすのは一苦労ですが、地上を細かくカバーしているバスは、地下鉄以上にロンドナーの足となっている気がします。 私が初めて通学の足に使ったのもバスでしたし、アーセナルからホルボーンへのバスは、旧式ダブルデッカーの 19 番でした。ドライバーの他に車掌が乗っていて、前がボンネットタイプ、乗降口は後ろから・・・朝の渋滞の折には、他にもれず私も停留所の手前で飛び降りていました。不慣れだった頃ゆえに、いい事も悲しい事も、思い出が一番詰まっている旧式ダブルデッカー。 今年始めの時点では、旧式ダブルデッカーの運行は7ルートを残すのみで、現在は、5ルートだけかな?! 私が利用していた 19 番も今年始めに新型ダブルデッカー (ドライバーのみのワンマン・バス) に変ってしまいました。1ルート消える毎に、約 50 人の車掌が職を失います。 ロンドンの名物を、いともあっさり一掃してしまう背後には、EU 加盟に伴う規制強化があります。ロンドン市長 ケン・リビングストンは、EU 法の施行に備え、市内を走る7,000台のバス車両をすべて身障害者対応型にしようとしているからです。新型ダブルデッカーならば、それは可能ですが、旧式は、どう考えでも無理ですものね?! 誰もが賛成する善い事なのですが、旧式ダブルデッカーに愛着を持っている市民や観光客にとってはとても寂しい話・・・。ルートマスターは廃棄処分されるのではなく、世界中から注目を浴びているようで、需要が高まっているそうです。どこかの国で、きっとまた会えるわね・・・
by riesuzuki67
| 2005-09-10 01:59
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