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友人のオーストラリア人には、幼いのに賢い姪 (妹の娘) がいます。この少女、家族で一人だけ「赤毛」「ソバカス」だそうです。両親はもちろん、祖父母もブラウンヘアなので、理由を考えたら、友人からみて祖父、姪からみたら曾祖父さんが、スコットランド出身でオーストラリアに移住してきた人だそうで・・・ オーストラリアは、紫外線が強いので、ちょっと心配ですね〜。北半球の真っ白な肌の持ち主 (ストレートににいうと白人) は、メラニン色素が薄いので、日に焼けると真っ赤になり、その後、ソバカスのようにシミが出るだけで、一切、小麦色になりません (日焼けした健康美は無理ですな〜)。この種の肌の持ち主は、皮膚癌になる確率が非常に高く深刻な問題です。 さて、話をもとに戻して、「赤毛」「ソバカス」といえば、ルーシー・モンゴメリ著 (Lucy Maud Montgomery, 1874〜1942) の「赤毛のアン」(Anne of Green Gables, 1908) が頭に浮びます。「赤毛のアン」は、カナダのプリンス・エドワード島が舞台になっていますが、この作品、文学的に見ると、カナダ文学というよりケルト的な雰囲気が濃密に漂うスコットランド文学といった感じです。 実際、作者のルーシー・モンゴメリは、スコットランド系カナダ人で、一族の祖国スコットランドに並々成らぬ愛情を抱いていたようです。そもそも主人公のアン自体、生まれはカナダ南東部のノヴァ・スコシア州という設定。「ノヴァ・スコシア」とは「新生スコットランド」という意味のラテン語で、元来、スコットランド人が主に開拓した土地であり、アンもまたスコットランド系であることを示唆しています。 孤児アンが引取られる農家、マシューとマリラ兄妹は、スコットランド系の移民二世にあたり、二人のお母さんがスコットランドから祖国の花「スコッチローズ」をたずさえて渡ってきたことも作中に描かれ、スコットランド伝来の料理、古い詩、草花、スコットランド語も登場します。祖国愛に燃えるモンゴメリは、主人公アンに、数々のスコットランド文学の傑作を語らせ (暗誦させて) います。 英国王室のヘンリー王子 (次男)、曾叔母さんにあたるクイーンズ・マザーがスコットランド出身だから、ちょっと、その気が容姿に出ていますよね。また、感心するのが、マンガ「キャンディー・キャンディー」をはじめとするアニメキャラクター。スコットランド絡みだと、必ず、「赤毛、ソバカス」の容姿にしているから、よく勉強しているな〜と思います。
by riesuzuki67
| 2005-09-03 20:59
| ♂ 物語で英国
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