|Home| visitapd.exblog.jp
|
カテゴリ
♂ Introduction ♂ 言語 (英語他) ♂ 建築 ♂ 植物/お庭 ♂ 文化/年中行事 ♂ ディスプレー ♂ おすすめアイテム ♂ Airplanes/Bus/Car ♂ 暮らす英国 ♂ 散歩の英国 ♂ 観光の英国 ♂ 年号で英国 ♂ 物語で英国 ♂ 食する英国 ♂ 飲料の英国 ♂ 欧州の話 ♂ 豪州の話 ♂ (未分類の) F&B ♂ 食器 ♂ TV ♂ 映画 ♂ マナー ♂ News ♂ スポーツ ♂ 音楽/演劇 ♂ 教育 ♀ Why.........? ♀ Think about ... ♀ Me-and-My-Life 〓 Link 〓 検索
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧
|
リング (旧市街) の外とはいえ、ウィーン市内には3方向4ヶ所に計6塔の「高射砲台」(Flakturm フラークトゥルム) が、今も無気味にそびえています。(flak 高射砲の、turm 塔) ウィーンという街を、私が、ふた言で表現したならば、それは「タイムスリップ」と「二連続敗戦国」。世界遺産の街・ウィーン旧市街やウィーンの森が「タイムスリップ」するほど繊細である一方で、破壊され修復されたその足跡を目にする時、第一次世界大戦・第二次世界大戦の "二度とも・・・" って、結構、痛いです。 「高射砲台」に関しては、ナチス・ドイツが、連合軍の戦闘機を追撃するために建てた第二次世界大戦中のもので (1938年、不本意ながらオーストリアはドイツ第三帝国に併合されてしまいます)、当時としては最先端のものだったらしい。 これらの「高射砲台」、日本語では「台」と訳されていますが、日本に残っている「砲台」に比べ、遥かに重厚・巨大な「塔」です。 「でかすぎる!!」冷たい石造りの巨大な塔が、平たんな緑の公園内に突如としてそびえている様は、「無気味」そのもの。夏ならばまだしも、しばれる冬の人も疎らな公園で、ひとり寂しく目にした私に、一層の悲愴感を与えた建造物です (写真は夏)。 世界一、完全に景観をこわしている建造物なのですが、話しでは、巨大すぎて壊すに壊せない代物とのこと。6塔のうち、1塔だけが水族館として活用されていますが、残りは鳥が巣をつくっています。 写真はいずれも、ユダヤ人居住区のすぐ横にあるイタリア式庭園「アウガルテン公園」の中に離れて建つ2つの高射砲台 (円形と長方形)。「アウガルテン公園」には、ヨーロッパ最古の陶磁器「マイセン」(ドイツ) に次いで、二番目に古い磁器「アウガルテン」(Augarten) の工房があります。
by riesuzuki67
| 2005-08-14 00:38
| ♂ 欧州の話
|
ファン申請 |
||