|Home| visitapd.exblog.jp
|
カテゴリ
♂ Introduction ♂ 言語 (英語他) ♂ 建築 ♂ 植物/お庭 ♂ 文化/年中行事 ♂ ディスプレー ♂ おすすめアイテム ♂ Airplanes/Bus/Car ♂ 暮らす英国 ♂ 散歩の英国 ♂ 観光の英国 ♂ 年号で英国 ♂ 物語で英国 ♂ 食する英国 ♂ 飲料の英国 ♂ 欧州の話 ♂ 豪州の話 ♂ (未分類の) F&B ♂ 食器 ♂ TV ♂ 映画 ♂ マナー ♂ News ♂ スポーツ ♂ 音楽/演劇 ♂ 教育 ♀ Why.........? ♀ Think about ... ♀ Me-and-My-Life 〓 Link 〓 検索
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧
|
ex. 国を追わたギリシャ王室の王子・エジンバラ公、ノルウェー国王、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領
ニュースをみていると、「英国は、"亡命者や移民に寛容" な処置をおこなってきたので・・・」と簡単に述べられていますね。 また、TV朝日の番組で古館伊知郎さんが、冒頭「私も知らなかったのですが、ロンドンは 300 以上の言語が話されている多民族都市だそうで・・・」と (アンカーとしては恥ずかしい) 寝ぼけた切り出しで本題へ。 一度でも渡英したことのある人ならば、ロンドンがニューヨーク同様「人種のるつぼ」(Melting Pot) であることは、どのガイドブックにも書かれている基本的なことなのですが・・・ ロンドンのアクトン地区・イーリング地区といえば、日本人が多く住んでいるエリアであるように、ジャパニーズ・コミュニティもその一つ・・・ さて、「亡命・帰化」という点だけを書けば、「戦争」や 「(軍事) クーデター」により逃れてきた人達が居を構えていることが特徴的です。更にその中で、ハイソサエティな人だけに焦点を当てるならば・・・ ■ 例えば、日本人には馴染みの薄いエリザベス女王のご主人・エジンバラ公 (HRH Prince Philip, Duke of Edinburgh) は、軍事クーデター (革命) によって正式に廃止されたギリシャ王室のアンドリュー皇太子のひとり息子。英国のビクトリア女王まで遡れば、エリザベス女王とエジンバラ公は、股股股いとこのような縁戚関係にあります。 エジンバラ公は、クーデター以前に英国へ渡り、帰化しており、ギリシャ王室のタイトル・継承権の放棄をした上で、エリザベス女王と結婚。ギリシャ国王や王子は、クーデター時に英国へ亡命 (現在、亡命第三世代。数年前に英国のウィリアム王子が名付け親になるニュースがありましたが、名付け子というのはギリシャ王室の王子)。 ■ 国を追われた 現・亡命ギリシャ王室はロンドンに居を構えており、国王・コンスタンティノス2世の姉は、現スペイン王室のソフィア王妃 (左写真)。コンスタンティノス2世の王妃アンヌ・マリーの姉は、現デンマーク王室のマルガレーテ女王。ギリシャ王室だけもこんな血縁関係。尚、スペインのソフィア王妃は、帰る家を持たない覚悟を持っているせいか、嫁いだ場所で、本当に一生懸命な人のようで評価が高いですよね。 ■ 加えてロンドンには、旧プロイセン王室のビアトリス王女、19 世紀に統一される以前のドイツやイタリアに星の数ほど存在した公国の末裔達、王族以外でも旧ドイツ帝国の成立に多大な貢献をした宰相・ビスマルクの直系一族も居を構えており、社交場では「石を投げれば王子に当たる」状態のようです。 ■ また、毎年、(ロンドンのクリスマスシンボルとなっている) トラファルガー広場に点灯される巨大なクリスマスツリーは、ノルウェーの森から切り出され、「お礼」にとノルウェーから英国に贈られ続けているモミの木であることは、あまりに有名な話しです (戦争中、英国に逃れてきていたノルウェー国王、現在も、かくまってくれたお礼にとノルウェーから毎年運ばれているもの)。 ■ その他、第二次大戦中に、あのフランスのシャルル・ド・ゴール大統領もロンドンのハムステッドに居を構えており、今も、その家は現存しております。 戦争半ばは、殆どのヨーロッパの国々が、一時、ドイツに占領された状態になっていましたから、こういった傾向は至極当然の成りゆき。 単一民族、閉鎖的な日本では想像のできないことが、世界にはありますよね〜。
by riesuzuki67
| 2005-07-10 00:34
| ♂ 暮らす英国
|
ファン申請 |
||